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芦響について
1967年7名の有志により『芦屋ポップスオーケストラ』として発足。1970年『芦屋交響楽団』に改称し、故松島正之助名誉団長の尽力、さらに1977年故芥川也寸志氏を音楽監督に招聘したことにより、現在の “芦響” の礎が築かれる。トレーナーとしてこれまで故稲庭達氏(弦)、佐藤一紀氏(弦)、待永望氏(管)、中根庸介氏(木管)、呉信一氏(金管)を、また指揮者には近年、湯浅卓雄氏、松尾葉子氏、黒岩英臣氏、山下一史氏らを迎えている。
故芥川氏の「アマチュア音楽は音楽の本道である」の精神に基づき、自立した運営を基盤とする真のアマチュア音楽愛好家集団として、芦屋市民センターを拠点に熱意あふれる音楽活動を続けており、年2回の定期公演のほか、地元芦屋での演奏活動を行っている。1993年ヨーロッパ演奏旅行(ベルリン、ウィーン、アイゼンシュタット)のほか、2001年故松島名誉団長の故郷松江での演奏会や、2006年ベトナム国立交響楽団との合同演奏会を含む演奏旅行(ハノイ)に続き、2007年には創立40周年記念演奏会として東京公演、
さらに創立50周年を迎えた2017年には記念演奏会として東北公演(石巻市と宮城県柴田郡大河原町)を実施し好評を博した。
音楽作品への意欲的な取り組みや地元での地道な活動が評価され、これまで、1986年芦屋市民文化賞、1997年アマチュア団体初の兵庫県芸術奨励賞を受賞のほか、2010年芦屋市市政功労者として表彰される。
普段は仕事や家庭を持つ普通の社会人たちが、愛する音楽に真摯に取り組むと同時に、笑いも忘れず、練習・演奏会・宴会のすべてを満喫し、燃焼し尽くす、そんなアマチュア精神に満ち満ちた、熱きオーケストラを目指している。現在団員数約110名。