■ 芦響今までの活動データ
○ 団員数
現在 114名(男性67名、女性47名)。過去最多 122名(1992年)、過去最少 7名(1967年)
7名で結成された芦響も18回定期(’82.5)には100人を越え、その後は徐々に増員され、39回定期(’92.11)頃には122名の大所帯となった。その後は若干減少し、115名程度で推移している。やはり120名程度が市民オケの限界数なのだろうか。
○ 最多出演者数
合唱あり ショスタコーヴィッチ「森の歌」15回定期(’82.10)。オケ118名(エキストラ13名、バンダ含)合唱 360名 指揮者 芥川也寸志
合唱なし マーラー「交響曲第6番」30回定期(’88.6)。オケ143名(エキストラ30名含) 指揮者 湯浅卓雄
○ 最多観客動員数
マーラー「交響曲5番」34回定期(’90.6)。推定1710〜1720名(通常1400〜1500名)
ちなみにシンフォニーホールの定員は補助席なしで1704名であるが、この演奏会は予想を上回る動員数であったため、パンフレットが不足し団員には行き渡らなかった、というエピソードがある。故にそのパンフレットは、我が団では貴重品となっている。
○ 指揮者別回数(定期)
1位 芥川 也寸志 8回
2位 ビット・ハウエル 7回
2位 湯浅 卓雄 7回
4位 松尾 葉子 6回
5位 飯森 範親 4回
(1996年10月1日現在でのデータです)
8回定期までは団内指揮者が、10周年(9回定期)より芥川氏が音楽監督に、15〜24回定期までハウエル氏が常任指揮者となったため、上位を占める結果となった。近年は湯浅、松尾、飯森各氏の指揮が中心となっている。また定期演奏会以外では松尾先生と第九公演を過去4回(淡路、芦屋、姫路、綾部)行っている。
○ 作曲家及び曲別頻度
注)1−45回定期演奏会で演奏した全曲を対象に調査した。(アンコールは除く)
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作曲者 |
1-10 |
1-20 |
21-30 |
31- |
総計 |
1位 |
ベートーベン |
8 |
5 |
2 |
2 |
17 |
2位 |
モーツァルト |
9 |
4 |
1 |
0 |
14 |
3位 |
ブラームス |
2 |
1 |
5 |
3 |
11 |
cf. |
マーラー |
0 |
0 |
2 |
2 |
4 |
cf. |
R.シュトラウス |
0 |
0 |
1 |
3 |
4 |
cf. |
ラヴェル |
0 |
0 |
0 |
4 |
4 |
cf. |
レスピーギ |
0 |
0 |
0 |
3 |
3 |
演奏会で見れば、上位3作曲家が多いが、細分化してみればモーツァルト、ベートーヴェンは明らかに減少傾向にある。しかしながら芦響が不得意と言われるブラームスは根強く残っている。近年ではマーラー、R.シュトラウス、ラヴェル、レスピーギなどが急増し、又今世紀活躍した作曲家が増加している。 過去3度演奏した曲は、ベートーヴェン「交響曲7番」、ワーグナー「ニュルンベルグのマイスタージンガー前奏曲」がある。又、2度演奏した曲は計12曲あった。曲と曲との間隔の平均年数を出したところ、約9年であった。学生オケでは基本的には4年でメンバーが入れ替わるので最短4年で再度取り上げられるが、入れ替わりの少ない市民オケではかなりの年数を要すると思われる。
○ 活動範囲(国内)
東及び北端 摂津 1986年
西端 姫路 1990年
南端 洲本 1983、1992年
注)50名以上のオーケストラ編成で芦響の公式行事としての活動に限る。
cf.国外では北及び西端はベルリン 1993年 (於 欧州演奏旅行)
上より、意外に活動範囲が狭いことがわかる。特に北といえる土地には殆ど行っていない。ちなみに非公認記録では、有志約30名で信州黒姫で野外コンサート(’93.7)を行ったのが、北及び東端となる。つまり、芦響はフル編成では、合宿(年2回三田で実施)でしか六甲山を越えられないのだろうか。そう考えると一昨年に行ったヨーロッパツアーは、暴挙であったと言えよう。
○ 年間練習日数(’94.5.6〜’95.5.5)
全48回 42回定期8回
43回定期26回
その他のイベント14回
*震災のため、'95.1.16〜4.8まで休止
〔協力 ob小林、Hr坂下両氏〕
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